欧州議会議員から欧州連合(EU)上級代表への書簡

(翻訳者注:仏語原文は下部に掲載) (翻訳者注:差出人)ジョフロワ・ディディエ欧州議会議員 (翻訳者注:宛先)ジョセップ・ボレル・フォンテジェス欧州連合(EU)上級代表欧州委員会副委員長 パリ 2022年6月13日 高官へ、 2年間以上もの間、私は日本に住むフランス市民を支援してきました。彼らは子どもたちが日本人の母親に誘拐されています。ヴィンセント・フィショ (Vincent Fichot) もその中の一人です。 2018年8月10日に、彼の子供たち翼レネと楓マルセラ、それぞれ3歳と11ヶ月が、彼らの母親、フィショ麻依子(翻訳者注記:旧姓:北川麻依子)によって連れ去られました。2009年に結婚し、2018年以来、ヴィンセントと子どもたちの再会を拒んでいます。つまりは、ほぼ4年間であり、何らの接触も子どもたちとありません。裁判上にせよ外交的にせよ、日本における全ての可能性のある手段によっても、全く状況は変わっていません。 この悲劇は私が2020年1月23日にお送りしました公式書簡により、貴殿は認識されております。二重国籍の子どもたちを誘拐する日本人の親を保護する日本について書かれた書簡です。 私はここでまた、以下を貴殿にお知らせします。1989年のニューヨーク協定において謳われています親による接触や訪問の権利、また同様に1980年のハーグ条約にて要求されています誘拐された子どもを住んでいた場所に戻す義務の拒絶は、2018年7月17日にEUとの間で署名されました日EU戦略的パートナーシップ協定を尊重しておりません。当該協定の前提としまして、当該協定第2条は国際条約の遵守を要請しております。 日本は上記に述べられました2つの国際条約を批准しています。日本に条約の遵守を要請し、子どもたちと離れ離れとなった親が子どもたちとの再会が認められるように、貴殿へ筆を取っております。さもなければ、これらの同意は破綻していると言えるでしょう。 未だこの要請に対して返答をいただいておりません。フィショ氏のケースをもう一度、思いだしていただきたく思います。 最近、ある手紙が私の注意を引きました。オロフ・スクーグ駐国連EU大使閣下を代表とする6月16日に開催されます共同国際セミナー(翻訳者注:北朝鮮拉致問題セミナー:下部にリンクあり)へのEUの参加です。オーストラリア、日本、そして米国の国連常任委員が参加し、国際間の子の拉致が主題であります。それは更に特別に日本の子どもたちにより、苦しまれていることでもあります。 全く疑いもなく私に同意していただけると思いますが、このようなイベントにEUが参加すべきとするのは、特別に不愉快であり、フィショ氏や、類似の悲劇で苦しむ欧州の全ての親たちに対して当然に失礼です。日本は(子の誘拐という)本事案について欧州各国への協力を拒んでおります。またEU加盟国の領事は、誘拐された子どもたちの安否・健康の確認が不能のまま、放置されています。 ここでは本セミナーへEUが現れるかは条件付きにすると訴えます。 日本当局は善意でセミナーに積極的に参加する一方で、私は非常に多くの欧州市民が経験している悲劇的な不正を解決しようとしています。 お返事をお待ちしておりますし、前もって本要請への貴殿のご関心に感謝いたします。 どうか、私のこの最大の思いを信用し、受け止めてください。 ジョフロワ・ディディエ 北朝鮮拉致問題セミナー https://www.rachi.go.jp/jp/archives/2022/0519sympo.html